横浜暮らしの安全情報

横浜市の空き巣発生状況

横浜にお住いの方むけに防犯意識を高める目的で空き巣の発生件数を紹介する。この情報は神奈川警察ホームページに毎年・毎月ごとに更新されている為、いつでも確認が可能である。

横浜市における空き巣の発生確認状況は、2月中で青葉区17件・泉区7件・神奈川区4件・港南区6件・栄区3件・都筑区1件・戸塚区5件・西区2件・緑区8件・旭区7件・磯子区3件・金沢区2件・港北区7件・瀬谷区2件・鶴見区5件・中区1件・保土ケ谷区5件・南区9件である(多少上下する)。

この通り発生していない区が無いということが驚愕の事実であるが、神奈川県全体でみると2月は111件発生している。その割合からも横浜市は多いと言える。人口が多いと必然的に犯罪率も高くなるとはいえ、この空き巣の発生状況を知ると明日は我が身、という意識を抱かざるおえない。

 

空き巣の手口

神奈川県における場所別空き巣発生状況は、一戸建て住宅で60.6%、マンション・中高層住宅で5%、そのほかの住宅で34.4%となる。企業・事務所・店舗・学校など住宅以外での空き巣行為は別の名称となり、空き巣の統計数値には含まれない。

また、侵入する際の入口となる場所は、居室が35.3%、縁側・ベランダが21.3%、表出入り口が9.5%、そのほか出入り口が8.6%、そのほかが19.9%、不明が5.4%となる。居室の場合窓からの侵入が多くなるだろう。またベランダもそこそこ多い。出入り口にはだいたい鍵がかかっており、壊してまで開ける空き巣が少ないため数値は低めだが、鍵をしめていない場合はもっとも簡単に出入りできる場所といえる。

続いて侵入する際の方法は、ガラス破りが57.5%、鍵がかかっていない場所からの侵入が22.2%、そのほか14.9%、不明5.4%となる。半数以上をしめるのがガラス破りである。

続いて鍵の閉め忘れ場所が多い。ガラス破りは主に窓ガラスを割って侵入するが、鍵周りに小さな穴を開けて工具で鍵を回したり叩き割ったりと方法は様々。閉め忘れ場所は、どんな短時間・ゴミ出しであっても戸締りを徹底するようにしよう。ガラス破りに対しては、窓に補助となる鍵を2つ・3つ取り付ける事が必要である。

仕事に出かける時、幼稚園に送り迎えする時など、外出する際は必ず補助鍵を閉めてでかける、または不審な振動にアラームがなる警報装置をつけることも良いだろう。